B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 大阪府出身。小学5年生で兵庫県に移り住み、大学1年生の時に塾講師のアルバイトを開始。在学中に小中学生対象の進学塾の立ち上げに参画し、卒業後、独立して優光社の塾長となる。競争原理を重んじる既成の塾の方針とは一線を引き、子どもが自ら勉強の必要性に気付くよう、見守る姿勢を貫いている。2013年にはインターネット塾も開講した。【ホームページ
 
 
 
社会に質の良い教育をもっと行き渡らせたい──そう語るのは、学習塾、優光社の塾長である今中慎氏だ。今中塾長は18歳から塾講師を始め、大学在学中には早くも進学塾の創設に参画、27歳で独立して優光社を開いた。現在は同塾で子どもが自ら選択し、生き生きと勉強に向かえる環境を整えることで、子ども一人ひとりの力を最大限引き出す教育を実践し、幅広い評価を得ている。そんな今中塾長に、歩みと塾の姿勢を語ってもらった。
 
 
 

理系・文系分野の勉強を経て、教育の道へ

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 吉村禎章(野球解説者)
吉村 今中塾長は優光社という塾を運営されているとのこと。まだお若そうなのに、講師歴が20年を超えるそうですね。
 
今中 ええ。大学在学中の18歳から塾でアルバイトをしていましたので。ジャイアンツのファンとしては、原選手やクロマティ選手あたりから応援し始めた世代で、もちろん吉村さんの現役時代のプレーも強く印象に残っています。
 
吉村 おお、それは話しやすい(笑)。今中塾長は、もともと教育の仕事をしようと思っていらしたんですか?
 
今中 最初は理数系の学者を目指していました。しかし、いざ大学の工学部に進んでみると、最先端の研究は映画やドラマで見るよりも、実は地味な世界だと知りまして。机に向かって1人でこつこつと仕事をするより、人と接するほうが向いているなと思ったんです。
 
吉村 その点、教育はまさに人と向き合うお仕事ですよね。何か目覚めるきっかけがあったのでしょうか。
 
今中 大学で学者の夢を諦め、今度は文系の勉強を始めたところ、経済や法律、どんな分野にしても、解決のつかない問題が多いことに気付きました。つまり、自分さえ得をすればいい、という考えが蔓延しているから争いが絶えないんだなと。そしてこういう現状を変えるには、教育がしっかり行き届かないと駄目だと感じて、教育に携わる決意をしました。