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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 埼玉県出身。株式会社リクルートの不動産広告や保険代理店の営業職を経験、私生活では亡き祖父が遺した後、使われていなかった畑を活用して、2010年から仲間内で野菜づくりをするように。イベントも開催するうち、「人に活躍の場として提供しよう」と思い立ち、2014年12月に小峰農園の施設を完成させる。現在はレンタルスペース業の他、損害・生命保険代理店業をメインに飲食事業、美容業も展開。【ホームページ
 
 
 
株式会社ボンダイワークスでは、各種事業を通して、様々な人の“夢の実現”を応援している。その1つがレンタルスペース小峰農園だ。もともとは仲間内で始めた農園を、各種教室やイベントを開催し、夢を叶える場所として開放。現在、並行して手がけている飲食事業も、夢をあきらめかけていたスタッフの活躍の場として提供したことからスタートした。そんな夢追い人が集う同社の魅力を、小峰敬右代表取締役の話を通して探ってみた。
 
 
 

野菜づくりから始まったコミュニティー施設

 
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インタビュアー 鈴木啓太(サッカー元日本代表)
鈴木 生命保険・損害保険の代理業を本業に、飲食店の運営など様々な事業を展開されているボンダイワークスさん。中でも今日は、さいたま市内にあるとてもユニークな施設「小峰農園」さんにお邪魔しました。周辺は緑豊かでロケーションは最高だし、施設内も開放感があるうえに、インテリアもとてもオシャレで素敵ですね! こちらでは各種レッスンや講座に参加したり、バーベキューなどイベント用のスペースを借りたりすることができるとか。このような場所をオープンされたきっかけから、教えてください。
 
小峰 私は以前、株式会社リクルートで不動産広告の営業をしていました。その頃、友達との間で何気なく「畑で野菜をつくろうか」という話になりましてね。もともとこの場所は祖父が野菜を育てていた土地で、当時はちょうど誰も使っていない状態でした。それで経験もないまま野菜づくりを始めたところ、「一緒にやりたい」という仲間が次第に増えていったんです。中にはボランティアでアフリカに農業を教えに行くような人もいて、「やるなら本気で楽しもう!」と毎週末に集まっては、瓦礫の山を取り除き、土を耕すところから野菜づくりをしていましたね。
 
鈴木 友人同士で集まって野菜づくりをするのは、きっと楽しいでしょうね。すぐ夢中になったのではないですか。
 
小峰 ええ。自分たちが蒔いた種が芽を出して、成長する過程を見るのはおもしろかったですね。
 
鈴木 そんな仲間内で始めた農園が、このような施設に育ったのはなぜでしょう。