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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住宅ローンを通じて
顧客にベストな提案を

 

フラット35住宅ローンを取り巻く現状

 
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根石 FBというのは「Flat」と「Branding」の頭文字をとったワードでして。住宅ローンのフラット35をお客様にとって価値あるブランドとして構築していきたいという思いを込めています。主な事業としては、フラット35住宅ローン商品を、不動産会社さんを介してお客様へご案内することですね。
 
三浦 となると、不動産会社がお客様に紹介してくださって、その話を聞いたお客様が、御社に来てくださるということですね。では、改めてフラット35の魅力について教えていただけますか?
 
根石 フラット35というのは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携してつくった住宅ローンでして。最長で35年間、借り入れ時の金利が最終返済まで変わらない固定金利の住宅ローンなんです。毎回の返済額も一定で、たとえ金利が上がったとしても返済額は変動しません。変動金利の場合は、金利が上がれば返済額も変わってしまいますよね。しかし、フラット35であればそのリスクが避けられるというのが魅力です。
 
三浦 金利が上がっても返済額に変動がないのは嬉しいですね!
 
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根石 ただ、実際は住宅ローンを組まれている方の2割くらいしか使っていないというのが現状です。不動産会社の中での認知がまだ低いんですよね。それに、変動金利に比べて手続きに時間がかかるため、不動産会社としては、変動金利を薦めたいという気持ちもあるのだと思います。
 
三浦 なるほど。しかし、その中でも根石社長は、フラット35のシェアを広げていきたいと考えられたわけですよね。
 
根石 以前不動産会社で働いていたときに、フラット35の存在を知りつつも、お客様に提案できないという状況にもどかしさを感じていたんです。とは言え、全てのお客様にとってフラット35が良い商品かというと、そういうわけでもありません。例えば、ある程度金銭面に余裕がある方であれば、早く返済してしまったほうがいいですから、変動金利のほうがお得なこともあるんです。最初の返済額は、フラット35よりも変動金利のほうが安いですからね。