信頼の「営業倉庫」で
物流に付加価値を!
病床で独立を考え周囲の支えで2度目の起業
吉井 スタッフの方も、みんな一緒に移ることができたのですね。しかし、高橋社長としては複雑な気持ちがあったでしょう。

吉井 経営者でいるときと、大きな組織の一員であるときでは、見えるものが違ってくるのかもしれませんね。
高橋 おっしゃる通りです。特に私は経営の勉強をせずにいきなり起業しました。振り返れば、最初に独立したときの自分は甘かったと思いますね。
吉井 それから2度目の独立までに、どのような経緯があったのでしょう。
高橋 在職中、最終的には営業部門のトップとなり、顧客の新規開拓や物流拠点のネットワークづくりなどに奔走しました。その後会社を退職し、2014年からあるグループ企業傘下の物流会社で代表取締役を務めていたんです。ところが昨年の2015年9月、ようやく会社が軌道に乗ってきたところで大病を患い、2ヶ月間も入院することになりました。当初は原因も治療法もわからなくて。そのまま代表でいると会社に迷惑をかけてしまうと思い、いろいろと悩みましたね。そこで、思いきって再び起業することにしたんです。