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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。明治大学政治経済学部経済学科卒業後、アルプス電気(株)に就職した。11年半の在職中、営業本部や労働委員会(労働組合)で活動した他、教育業務にも携わる。その後、ソニー生命保険(株)のライフプランナー、(株)MSCのコンサルタントを経て1999年、(有)オーバルマネジメントを設立。能力評価の独自メソッドによる研修や企業コンサルティング、研修内製化の支援は、厚い支持を受けている。【ホームページ
 
 
 
有限会社オーバルマネジメントを支えるのはマネジメントとアセスメントだが、面接官の養成とクレームの応対という「飛び道具」(藤本社長談)もある。この人気の2つの研修に共通するメソッドは、相手の話から行動の質を分析する能力評価。またテキストにはこだわりがあり、20年以上研修講師を務めてきた藤本邦之代表取締役の知恵の結晶だ。今後は、研修内製化の支援のため「ノウハウを包み隠さず公開していく」と藤本社長は語る。
 
 
 

人に気付かされた、研修講師としての適性

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
城 オーバルマネジメントさんは研修による人材育成や企業のコンサルティングを行っておられるとうかがいました。まず、藤本社長のご経歴をお聞かせください。
 
藤本 これまでアルプス電気時代、ソニー生命保険時代、MSC時代と3つの節目がありました。大学卒業後、11年半在職したアルプス電気では営業畑で働きながらいわゆる労働組合で活動した他、畑違いの教育業務にも携わりましてね。人事部の方に好かれ、母校へのOB訪問や後輩の会社訪問への対応なども引き受けていたんです。
 
城 その頃から研修に類するお仕事をされていたのですね。「自分には研修の講師が向いている」と思われていたのでしょうか?
 
藤本 そこまでの自覚はなかったのですが、周りから「向いている」と思われていたようで、研修業界に入ったのも人に勧められたことがきっかけです。転職先のソニー生命保険株式会社に勤めていた頃、飲み屋で偶然再会したアルプス電気時代の人事部長に「昔から、研修講師が向いていると思っていた」と言われ、マネジメントサービスセンター、略称でMSCをご紹介いただき、その会社でコンサルタントを経験しました。