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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

金型に人生を賭けた
プロによる製品づくり

 

信頼を礎に自社製品で世の中に貢献したい

 
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菅原 もちろん、変わっていない面もあって、昔から信頼できない人とは仕事をしない主義なんです。例えば、私には低姿勢なのに、うちの社員には挨拶もしないような人とは仕事をしません。仕事は、私を含めたスタッフ全員がいてこそ成り立つもの。それをお取り引き先の担当者様には説明しています。
 
城 徹底していますね。人と人との関係性を大事にされていることがよくわかります。
 
菅原 本当に気に入った方の役に立って、自社製品を通して世の中に貢献していければいいな、という気持ちで仕事に取り組んでいます。
 
城 1本芯の通った取り組みというのでしょうか。それが御社の強みとなり、お客様とも強固な信頼関係を築けたのだと思います。だから会社を存続できたのでしょう。今は多くの企業が海外に生産拠点を置く時代ですが、そうした業界の波も、あまり影響もなさそうですね。
 
菅原 コスト面ではタイや中国、台湾などのほうが安価ですから、危機感はありましたよ。ただ、試作品の注文は納期の厳しいものも多い中、弊社はベテランスタッフが作業手順を工夫するなどして確実に納期に合わせる対応をしてきましたので、その点は高く評価されていますね。
 
城 スタッフの方は現在、5名とお聞きしています。この先、事業を拡大させて、会社の規模を大きくしていこうというお考えは?
 
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菅原 大所帯にすることは考えていません。社員が働きやすい環境づくりは意識していたものの、以前に規模が30人くらいになった時期があり、その際は細部まで目が届きませんでした。現状の少数精鋭のほうが風通しも良く、みんなで和気あいあいと仕事に取り組めていますね。
 
城 少人数だからこそ一致団結して、1つのチームという意識を持って仕事に臨めるわけだ。そこも大きな強みだと思います。とはいえ、いずれ後継者は必要になってきますよね。
 
菅原 もちろん、若い人も含めた増員は考えていまして、新しい機械も設備しました。私たちの仕事は地味で面白味に欠けると思われがちですが、工夫次第で見方が全く変わるんです。ぜひ、若い世代にそう感じてもらえるような、魅力的な会社にしていきたいと思っています。
 
城 スタッフが笑顔で働ける環境づくりを強化し、若手社員の育成をしていかれるのですね。エネルギッシュな若者が入社することを期待しています。今後も、頑張ってください! 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人生、7割の時間は仕事をしています。だからこそ、笑って仕事ができる環境づくりが大切ですね。
(菅原進治)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社ism
 ■ 本社 〒193-0821 東京都八王子市川町16-1
 ■ 事業内容 プラスチック金型製造/試作金型製造/射出成型加工/マシニング加工
 ■ 設立 平成元年5月
 ■ 従業員数 5名
 ■ ホームページ http://www.ism-pm.jp