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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ニーズに応えて信頼獲得
全社一丸で営む運送業

 

先代から受け継いだ信頼が宝物

 
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整理・整頓された庫内。顧客の商品を扱う責任感が伝わってくる
 普通なら引退後もあれこれ口を挟んでしまいがちですが、きっぱり任せられるところがお父様の偉大さであり、その期待に応えている仲松社長も素晴らしいと思いますよ。先代から受け継がれた中で、最も大きなものは何でしょう。
 
仲松 信頼ですね。お客様との信頼関係、そして従業員との信頼関係。例えば、荷物を運ぶということは、お客様である荷主さんの顔になるということです。つまり第三者から見れば、当社のドライバーである当社の従業員が、荷主さんの会社の一員と見られるということ。当社はシステムキッチンや洗面化粧台などの住宅用設備メーカーさんや問屋さんとのお付き合いが多いので、現場に物を運ぶ私たちはメーカーさんや問屋さんの社員同然なんですね。だから誤ったことをすれば、メーカーさんや問屋さんの顔に泥を塗ってしまう可能性もあるわけです。
 
 でも、逆に良い対応をすれば、メーカーさんの株を上げることもできますよね。
 
仲松 はい。その点は、従業員各自の対応にかかっているわけですが、父が育てた従業員は、私があらためてそのことに触れるまでもなく完璧な仕事をしてくれています。ただ荷物を届けるだけでなく、納品先の現場にいる大工さんなどの邪魔にならないよう荷物を下ろす置場を考えたり、商品が盗難やいたずらに遭わないよう配慮したり。そうした先輩の姿を見た後輩も同じ仕事をしてくれており、父の教えが脈々と受け継がれています。
 
 そうは言っても、指揮官が変われば部下も変わるもの。サッカーでも監督が変わればチームのカラーがガラリと変わります。教えをつくられたのは先代だとしても、その手法を受け継ぎ、守り続けていられるのは仲松社長がきちんとした采配を振るっているからこそですよ。住宅設備関係の荷物を運ぶことが多いとのことでしたが、サイズの大きな物や重い物が多いでしょう。トラックで運ぶだけならまだしも、届け先で荷下ろししたり、置場を移動したりするのは相当重労働なのでは?
 
仲松 そうですね。様々なパーツに分かれているとはいえ、重量物や幅や長さが数メートルにも及ぶ荷物もありますし。ただ、お客様の商品を運ぶだけでなく荷下ろしまですることで、お客様の信頼を得られる部分も大きいですから「できません」とは決して言いません。商品を搬入する間口が狭い現場があったり、高層ビルのエレベーターに乗ったりと、大変なこともありますけどね。
 
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 納品までのタイムスケジュールもあるでしょう? 納入が困難な場所だと時間厳守がきつそうですね。
 
仲松 その点については、配車係が現場の状況や到着までの所要時間も想定して、各ドライバーに荷物を割り当てるようにしています。しかし、実際には予定通りに行かないこともありますので、そうした時は従業員間で連絡し合い、ヘルプのためにできる限り早く現場に駆けつけるようにしているんですよ。
 
 なるほど。従業員同士が連携して、不測の事態にも対応できるようにしているわけだ。顧客に迷惑をかけないために、細かい部分まで配慮が行き届いている。そういう会社はなかなかないと思いますよ。 
 
 
 
 

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