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カテゴリ:社会
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無料レジ袋禁止(?)直前考 ~7月から有料化が義務に。そのときお店は~ あと約一ヶ月後、7月1日から全国で一斉にレジ袋が有料化される。「スーパーのレジ袋が」とつい言いそうになるがそうではない。業態がスーパーであれ何であれ、商品を持って帰る用に店がくれるプラスチック製の袋全...
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外出自粛は食品流通に何をもたらすか ~改正卸売市場法の施行あるいは“afterコロナ”を踏まえて~ 2018年に成立した改正卸売市場法(「卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律」)が、6月21日から施行される。1923年に「中央卸売市場法」として始まり、1971年に「卸売市場法」と...
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コロナとEC荷物 ~巣籠り消費時代のラストワンマイル~ 今年1月23日、ヤマトホールディングスが、次期中長期経営計画の元となる「YAMATO NEXT100」を発表した。冒頭「基本戦略」の項には「機能単位の組織を、リテール・地域法人・グローバル法人・ECの...
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リモートワークのこれから ~新型コロナウイルスが第一波。第二波は?~ 1月14日に最初の感染者が報告されて以来、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。本稿執筆時点の2月25日現在、加藤厚労相は国内の感染状況について「発生早期」としつつ、「次のフェーズへの移行期」との...
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デジタルセラピューティクスは医療を変えるか ~デジタルヘルスと医療費と、ポケットのなかの健康~ 昨年10月、ポケモン社の石原恒和CEOがヘルスケアとゲーミフィケーションに関するイベントで、「Pokémon GO(ポケモンGO)」に約2兆円の医療費抑制効果があると発言し話題になった。同氏によると、...
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口座手数料導入が示唆するもの ~銀行は何をしてきたか~ 年8回行われる日銀の金融政策決定会合。今年は1月20日に初回が開かれる。その際、長年業界で検討されながら、りそな銀行を除いてはどの銀行も実行していない「口座(維持・管理)手数料の導入」について、容認の...
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令和の〈農〉を求めて ~スマート農業、社会実装元年~ 台風15号が関東に大きな被害をもたらし、続いて19号ハギビスと元台風20号の大雨が東日本各地の河川を氾濫させ、国土の少なからざる範囲が水害に侵された。15号はいわゆる風台風、19号は雨台風。いわば屋根...
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乗るかそるか、キャッシュレスポイント還元 ~官製バブル9ヶ月の攻防~ 消費税増税が施行され、景気の冷え込みを緩和する施策が始まっている。小欄は確定申告があった3月に軽減税率について取り上げたが、今回はキャッシュレス決済に対するポイント還元制度、事業名「キャッシュレス・ポ...
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情報銀行とデータポータビリティ ~あるいは「同意」という擬制の終わり~ リクルートキャリア社による就活生の内定辞退率予測データの販売が物議をかもしている。昨年3月に始めた求人企業向け情報サービス「リクナビDMPフォロー」を個人情報保護委員会が問題視し、今年7月初めに調査に...
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ポスト卒FIT時代がやってきた ~蓄電池、地域マイクログリッド、分散型モデル~ 先月の中旬、例年なら真夏の日差しがギンギンに照りつける頃、日本列島は東北の日本海側と北海道西部をのぞいて、いつ終わるとも知れない長梅雨に見舞われていた。九州から関西はたびたび集中豪雨に襲われ、関東甲信...
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人生100年時代におけるシニアのセカンドキャリア vol.2 高齢社会を理解するための基礎知識 「人生100年時代」。これまでに得た経験やスキルを活かし、新たな仕事に挑戦するシニア世代に注目が集まっています。そのようなシニアのセカンドキャリアを支援する企業や団体の取り組みを紹介するとともに、シニ...
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人生100年時代におけるシニアのセカンドキャリア vol.1 生涯プロフェッショナル 「人生100年時代」がうたわれる近年、これまでに得た経験やスキルを活かし、新たな仕事に挑戦するシニア世代の人材に注目が集まっています。少子化の影響により、若年層の労働人口減少や人材不足が深刻な社会問題...
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自分の価値観を表現するために持つ“2枚目の名刺”とは 近年は多様性を意味するダイバーシティという言葉が一般的になるとともに、社会人の働き方も多様化してきています。そんな中、本業を持ちながらそれ以外の仕事や活動を行う、パラレルキャリアという生き方に注目が集...
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プレミアムフライデーって実際どうなの? 導入実績とその手ごたえ 2017年2月24日から実施されたプレミアムフライデー。毎月最終金曜日に、15時に仕事を終えることを推奨し、普段より“プレミアム”な生活を過ごしてほしいと、個人消費を喚起しています。実施からおよそ半年...
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伊東乾の「知の品格」 vol.24(最終回) 野蛮を卒業し再出発せよ 品格をもたらすもの(後編) (前回からの続き) 元来解りきったことであるはずなのに 日本の国際的な信用は2015年に入ってさまざまな意味で低下している感があります。この信用