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部活を事業に!?
社員が夢中の部活とは

 

アートで世界をハッピーに!

 
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ワークショップには、子どもから大人まで参加できる
次にうかがったのは、フェリシモ臨床美術部、略してRINBI部さん。部長の今村友香さん、“臨床美術”とは、いったい?
 
「認知症の方のために開発されたアートプログラムで、自由に表現することで脳の活性化を図る芸術療法です。RINBI部では、臨床美術士の資格を持った部員を中心に、この臨床美術を実践する『脳がめざめるお絵かきワークショップ』の開催を主な活動としています。社内を始め、病院や介護施設、小学校、図書館、美術館など、これまで様々な場所で開催してきました。過去には参加者数500名以上のワークショップを実施したこともあるんですよ」。
 
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夢中になって絵を描くことで、気分もリフレッシュ
それはすごい規模です! 活動範囲がどんどんと広がっているんですね。
 
「2015年に開催したイタリアのミラノでのワークショップも好評で、もうフェリシモの部活というより、企業や個人を超えた活動だという感覚になってきています。“アートのハッピーをすべての人へ!”の実現に向けて、臨床美術を世界中の人と共有できるよう、活動をもっと広げていきます」。
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ミラノで好評を博したワークショップの様子
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大勢で取り組めば、より楽しく、さらに笑顔に
 

お寺文化で暮らしを豊かに

 
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心休まる、プチ写仏プログラム 
そしていよいよ最後のご紹介となるのが、おてらぶさん。なんともシブそうな部活です! 部長の内村彰さん、どんな活動をされているのか教えてください!
 
「“おてら文化から暮らしをよくするヒントを見つけること”をテーマに、『プチ写仏プログラム』を始め、様々な商品の企画や販売、お寺文化を伝えるイベントをしています。“写仏”というのは、お寺で古くから行われている精神修業の1つで、仏様を描きながら仏様と向き合うことで、自分自身の心を見つめていくというもの。おかげさまで若い方からご年配の方まで多くの方に好評をいただいています。今では全国各地のお寺からのご要望で、各寺オリジナルの『プチ写仏キット』を納めさせていただいているんですよ。またイベントとして、一般の方と一緒にお寺に訪問し、お寺の歴史を聞いたり写仏をしたり、ということもしています」。
 
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おてらの癒やしごはんプログラム
お坊さんとのコラボレーションは、お寺の活性化にもつながりそうですね!  
 
「他にも、料理僧の青江覚峰さんとともに、精進料理を自宅で楽しめる『おてらの癒やしごはんプログラム』も制作、販売しています。今後もこうした形で暮らしに役立つお寺文化を皆様にお伝えするとともに、地域のお寺にも貢献していきたいですね」。
 
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真剣に写仏に取り組むイベントの参加者たち 
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写仏イベントで、お寺が再び交流の場に
 
三者三様、それぞれに個性溢れる活動を、社会にも貢献する形で展開されているお三方。何より皆さんからは、心から好きなことに信念を持って取り組んでいるという情熱を感じました! この部活制度を導入すれば、社員のヤル気に火が着いて、事業や仕事につながるすごいアイデアが生まれてしまうかも!?
 
 
取材協力
株式会社フェリシモ
 
 
 
 

 

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